今、若者の間で「親ガチャ」という言葉がはやっているらしいと聞いて、以前読んだ「教育格差」(松岡亮二先生)を思い出した。
この本からクイズをを一つ。
【質問1】親の学歴により、習い事や教育サービスなどの利用格差が顕著になるのは……
小学校就学前
小学校低学年
小学校中学年
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↓
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↓
【解答】質問1:小学校就学前
なかなか衝撃的だと思った。
学力に差が出始めるのは、中学受験組が塾に通い始める小学校3,4年生頃かな、と思ったんだけど。
そういえばこの本とは別に、「子供が生まれたら小学受験させることを予定している家庭は、遅生まれにしないように調整して妊娠する」と聞いたこともある。でもそんな家庭はごく一部だと思うけど。この世に存在してない時から準備…。
この本の中で「両親ともに非大卒」・「両親ともに大卒」と、2つに分けて15年間の世帯年収を比べた結果が下記。この部分も衝撃的だった。
42%を占める両親非大卒者(大卒者数0)は15年で7375万円の収入がある。
一方、全体のうち28%の両親大卒者層(大卒者数2)の収入は15年間で1億1087万円(中央値)だ。
この2つの層の差は15年間で3712万円となる。子が幼児の頃は両親大卒者層と非大卒者層の差は200万円前後だが、教育費がより必要となる中学3年生時には300万円を超えている。
この数字は積極的に格差を積極的な格差の参考値として算出した物だそう。
松岡先生曰く、
「人には無限の可能性がある。
私はそう信じているし、一人ひとりが限りある時間の中で、どんな「生まれ」であってもあらゆる選択肢を現実的に検討できる機会があればよいと思う。」
引用:ちくまweb
そうなんだけど、うちの子勉強嫌いでしてねぇ…。
公文も宿題が終わらなかったら「先生に全部できませんでしたって言ってみる😁」と悪びれる様子もナシ…。
あとお直し、丸付けが終わった公文は、すぐに捨てることにしてる。
ずーっと取っておいて「公文タワー」を作るのにも憧れるけど、家が狭くて保管できないし、それよりもなによりも取っておくと子供がどこからか見つけてきて繰り返し勉強する時に「コピペ」するんだよね…。
「お金が無くても家族が元気なら」とか「知恵と工夫があればお金が無くても」とも思いたいんだけど、
ウシジマ君に出てきた
金が全てじゃないが全てに金が必要だ
はこの世の心理だと思う。
子供を育てていると特に。
私が読書したり、資格の勉強をするのは一つには「子供達に私が勉強している姿を見せたい」からなんだけど、おーい、うちの子たちよ、見てますかーーー?