佐藤優の「一生モノの教養が身につく世界の古典 必読の名作・傑作200冊」を読んだ。内容はタイトルそのまま、200冊の本を各2ページずつ紹介したもの。
佐藤優は、確か毎月の書籍費が20万円、蔵書約4万冊って過去の本の中で語ってたと思う。本をたくさん読む佐藤優のような人が紹介する本は、外れなく面白い。
佐藤優の本はほぼ全部読んだと思う。
ただ最新刊は追いつけてないのと、時事問題を取り扱う本で過去に出版された本は、正直、賞味期限が切れている感じがして食指が動かず読めていない…。
佐藤優はこの本の中で、2002年に逮捕・起訴された際について、
その時に気づいたわずかことは、数人でも友人がいれば、人はどのような状況においても自分の理性を維持して耐えていけるということだった。
中略
その友人とは、必ずもリアルな人間関係である必要はない。私たちは「古典」を通じて死者を味方につけることができるのだ。
とのこと。
この部分を読んで、勝間和代が「勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube」で「読書は合法的なカンニング」と言っていたことを思い出した。
読書は友人であり、カンニング的に人生を助けてくれるものってことか。
佐藤優はこの本の中で、
すべてを読み込もうとする必要はない。まずは気になったものを5冊ほど
と勧めている。
200冊のリストを確認すると、既に読んだことがあるのは
- 蟹工船(一時期の話題作)
- カラマーゾフの兄弟(ロシア文学にハマったときに読んだ)
- キングダム(ゴールデンカムイの方が好き。シライシが生き延びますように。)
- こころ(高校の時に読んだ)
- 国家の品格(一時期の話題作)
- ゾウの時間ネズミの時間(一時期の話題作)
- 存在の耐えられない軽さ(佐藤優の別の本で紹介されてたので読んだ)
- 罪と罰(ロシア文学にハマったときに読んだ)
- 火の鳥(小学生の時に図書室で借りて読んだ)
- 復活(トルストイ大好き。トルストイの本は全部読んだ。)
- 星の王子様(いつか忘れたけど読んだ。でももう一回読んでもいいかも)
- 門(高校生の時に読んだ)
- ロウソクの科学(ノーベル賞受賞の吉野彰さんが勧めてて読んだ)
昔手を付けたことはあるけど、途中でやめてしまった本は
他にも「聞いたことはあるけど、読むのを先延ばしにしてる本」も何冊かあったので、気長に1冊ずつ読んでいこうと思う。