子持ちワーママの独り言

男の子2人(中学生と小学生)持ちの4人家族のワーママです。

本の中に私がいた。

図書館で予約している本(合計40冊)が、順番待ちで今週は全然借りられないので、久しぶりに図書館の本棚から直接探して本を借りた。その中の一冊が離れたくても離れられない人との距離の取り方。
正直、あまり期待しないで借りたんだけど、本の中に正に私がいた。

あなたが「しなければならない」に囚われていると、相手にもそれを要求していきます。

お互い不幸せになるパティーン。

ちょっとジョジョっぽくて、シリアスな内容なのにクスっときたのが母と息子のこの会話。でも身につまされる。

「俺、会社辞めるよ」
「会社を辞めるって、急に、何を言い出すのよ」
「もう辞めたいんだよ......」
「なによ、いきなり……。どうしてなの。何があったのッ」
「別に……」
「別に、だなんて、そんないい加減な気持ちで辞めちゃうの。甘えてるだけじゃないの」
「……」
「ねえ、もうあと半年で3年じゃない。少なくともそれくらい経験がないと、転職するとき困るのは、あなただからね」
「……」
「あなたが行きたいって言ってた会社じゃないの……。私が、どんなに苦労してあなたをここまで育てたと思ってるのよ。少しは、頑張ろうと思わないのッ? それが親への恩返しじゃないの」

転職は大変だからね。このカアチャンの子を心配する気持ちもわかる。
でも最後の一言は、まさに「打算の育児」じゃないのか?
そして、もう一つのパターン。ジョジョ臭はナシ。

「俺、会社辞めるよ」
「えっ! いきなりだから、お母さん、びっくりしたわ」
「うん、わかってるよ」
「何かあったの? よければ、話してくれない?」
「うーん、自分でもよくわからないんだ・・・・・・」
「そうかあ......」
「うまく伝えられないけど……いろいろあっただろうから…………」
「まあ…………」
「…………あなたの気持ちを思うと、力になりたいって心から思うけど......」
「自分のことだから……………」
「そうだよね……………」
「お母さんは…………、あなたの決めたことを尊重したいな。充分に考えたんだろう
から」
「ありがとう。・・・・・・もう少し、時間をかけて考えてみるよ」
「そうね……………。もし、私にできることがあったら、いつでも言ってね」

母として、どっしり構えた2つ目のパターンの母でありたいね。

って息子に言われても「はいはい、晩ごはんの時間までには帰って来なさいね」みたいな。


ランキングに参加しています

にほんブログ村 家族ブログ 共働き夫婦へ
にほんブログ村

にほんブログ村 家族ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村