子持ちワーママの独り言

男の子2人(中学生と小学生)持ちの4人家族のワーママです。

クロワッサン症候群

最近どこかで「クロワッサン症候群」という言葉を生まれて初めて耳にした。なので図書館で「クロワッサン症候群」(松原惇子。現在74歳。1988年出版。)を借りて読んでみた。一言で言うと「クロワッサン症候群」とは結婚しない生き方を選択した女性が、後から寂しくなることだそう。群ようこによると「展望台の2階に上がったら、始めはすごく眺めも良くて気持ちが良かったけど、 気が付いたら、誰もいなくなっていて、あわてて降りようとしたら、 階段もなくなっていた」。そして「クロワッサン症候群」の著者は

二階にはしごをかけたのはクロワッサン。そして、二階で「のぼってらっしゃいよ」と呼んでいたのは、他でもない、桐島さん、あなただと私は思っています。

と痛烈に批判。ちなみに著者によると向田邦子は「二階で夜風にあたりながら涼んでいらした」「女の時代を騒がれる前から二階に住んでいた」立ち位置だそう。
でも私の知ってる雑誌のクロワッサンは主婦向け雑誌のイメージだし(料理、健康、美容が)桐島洋子はアルツハイマーになったおばあちゃんとしか存じ上げない。だって1988年って35年前だもんね。当時松原惇子はこの本を書くために40人の妙齢女性にインタビューをしたそうなんだけど、このころから派遣ってあった模様。私はてっきり竹中さんが最近輸入してきたシステムかと思ってた。

幼稚園の先生をしていた人が、企業の派遣に、それも三十すぎてから。私にはとても理解ができなかった。 派遣社員が悪いというわけではない。 派遣社員とはアルバイトに毛のはえたような不安定きわまりない職業である。

派遣のシステムって、この時から既に問題視されていたんじゃん。この35年でちっとも改善していない。派遣年越し村とかあったし。

現在、我が国に人材派遣会社は大小含め、約四百社ある。昭和六十一年に、「労働者派遣事業法」ができたことにより、派遣会社を通じて働く人たちは、法律的には「派遣労働者」と呼ばれ、アルバイトでもパートでもない、新しい働き方をする人として認められたのである

 

とらばーゆを見て、パンチをインプットする会社にアルバイトとして入った。彼女はコンピューターの会社で二年働いていた実績があるので、キーパンチャーとして働くのにアルバイト先には不自由しなかった。

とらばーゆもこの頃からあったのね。そして今となっては伝説の「キーパンチャー」。

女性の選択肢が増えて自由になったけど、結局「選ばなかった方をもし選んでいたら…」と後悔するものなんだよね。
私はありがたいことに転職時に2社から内定をもらったんだけど、正直、もう1社を選んだ方が良かったかもと後悔することもある。(私を雇い入れた会社側も候補者はたくさん居ただろうから、「別の人を採用した方が良かったかも」と思ってるかも)
結婚したところで、離婚も死別もありえるし、未婚でも既婚でも後悔のない人生なんてありえないし、なるようにしかならない。

当時はネットもないし、多面的な情報源が乏しかっただろうから、クロワッサン症候群の実態は「情弱ビジネスとその被害者」なのかも。

でも、泣きながら離婚するのを我慢してる妻や、生きるために仕事してるのに仕事が辛くて死にたくなってる人がいるのはどうしてなんだぜ?

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