前に勤めていた会社は、社長が「派遣会社」を避けていたので雇用するのはいつも「正社員」だった。中にはパートさんもいたけど、無期雇用で直接会社が給料を支払っていた。そんな会社に17年弱勤めていたのでそれが普通だと思っていた。
なので転職で次の会社を探す時にも正社員で探していたけど、恥ずかしながらなかなか見つからず、雇用形態を変更して「紹介予定派遣」で探し始めた時に2社から内定をもらった。1社は「紹介予定派遣」で派遣期間は半年。もう1社は今の会社で、「正社員雇用」を希望していることを伝えると、最初から正社員の雇用となったので今の会社をえ選んだ。（試用期間は3カ月）。それから、もう一つの会社より勤務時間が30分短かったから。（それが果たして良かったのかどうかは…）
今の会社は基本的には派遣社員からのスタートとなる。仕事内容がちょっと特殊で辞めていく人も多いからそうなったんだろうけど、改めて世の中の「派遣社員」の多さに驚く。今は正社員で働いている人の90％が派遣スタート。派遣スタートではない人は、「出戻り社員」（昔退職した人に会社がもう一度一緒に働かないかと声を掛けたパターン）か社長の親族の縁故入社くらい。でも派遣社員も十分優秀。逆にシビアな競争に晒されているだけに、派遣社員の方が自分で勉強をしていたり向上心も強い。でも話を聞くとずっと派遣社員で働いていると、どうしても給料も安いし、予期せぬ契約終了を経験したこともあるため、年金の支払いに空白期間もあるとか。前社に守られていた（？）時には気が付かなかったけど、私はすごく恵まれていたのかも。正社員か派遣社員か。その違いはただのタイミングの違いしかないような気がする。
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