今月上旬から徒歩でスーパーに一人で買い物に出掛けたまま行方不明だった父が見つかったと警察から連絡があった。お財布の中に入っていた何かの会員カードの名前が父の名前で、更に父の服のポケットに入っていた鍵が実家のドアの鍵穴と合致したので父だと確定した。居なくなってから3日くらい帰ってこなかった時点で最悪の事態は予想していたので、「やはり」という感じ。遠方のため実家に帰省する回数は多くなかったものの、それなりに元気にしていたとは思うんだけど少しずつ認知症は進んでいた模様。
最近足も腰も悪くして外に出る機会も少なかったので、特にGPS機能付きのグッズは持たせていなかった。父が居なくなってすぐに母が警察に相談し、その後は家宅捜査とマンションの防犯カメラのチェックが行われたそう。結局一人で出かけたことが確認できたので良からぬ容疑は晴れた。
家族全員、最悪の事態は覚悟したうえで割りと早期に遺体が見つかったので、安心しているところ。これから司法解剖。何日掛かるか分からないのでそれまでは普通に出社し、遺体が引き渡されたら忌引き休暇を取って実家に向かう予定。父が死んだのに普通に出社するのもなんかオカシイけど。
父は病院が大嫌いなので病院の世話にならずに逝ったのは父らしいと思う。でもいまいちまだ実感がない。孫との会社のために、フランス語の挨拶を勉強しているところだった。
父を見つけてくれた人、ありがとう。
享年73歳。
合掌。
ランキングに参加しています